初心者必見!猫を飼う前に知っておきたい10のポイント

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猫を家族として迎えることは、人生を豊かにしてくれる素晴らしい体験です。しかし、「かわいいから」という理由だけで飼い始めてしまうと、後々困ることになりかねません。猫の平均寿命は15年程度と長く、その間ずっと責任を持って世話をする必要があります4。初めて猫を飼う方が知っておくべき重要なポイントを詳しく解説します。

心の準備と覚悟を固める

猫を迎える前に最も重要なのは、飼い主としての心の準備です2。これから10年以上の歳月を共にする子を迎えると、楽しいことはもちろん増えますが、手のかかることやお金の負担も増えることになります2。留守時間の調整や家の中の整理整頓、余分な物の処分など、猫を迎えたために犠牲にしなくてはいけないことも多々生じるでしょう2

猫を飼うには飼い主さんへの負担がかかります4。「猫を飼いたい」という気持ちを一旦冷静に抑えたうえで、ご自身の行動が制限されることや飼い猫の安全を守るという責任が生じることについて、気持ちの準備ができているのかを自問自答してみる必要があります4

病気や引っ越し、結婚、出産など、人生にはいろいろなことが起きます5。たとえ困難があっても「どうすれば愛猫と一緒にくらせるか」「お互いに幸せでいる方法はないか」を考え、実行していくことが大切です5

住環境と家族の同意を確認する

猫を飼う前に、住環境が適しているかを確認しましょう3。賃貸住宅の場合は、ペット飼育が許可されているかを必ず確認する必要があります。また、家族全員の同意を得ることも重要です3

特に注意したいのがアレルギーの問題です3。飼い始めたあとで喘息や皮膚の湿疹などのアレルギー疾患が起こることもあります3。家族にアレルギー体質の人がいれば、猫の毛や排泄物からアレルギー反応が起きる可能性があるので、飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です3

必要なグッズを事前に準備する

猫を迎える前に、必要なグッズを揃えておくことが大切です5。準備費用として2~3万円ほどを見込んでおきましょう5

必須アイテムとして以下のものが挙げられます:

トイレ関連:猫は本能的に砂がある場所をトイレだと認識しますので、飼い始める前にトイレを用意しておいてあげると排泄の失敗を防ぐことができます2。トイレ砂を入れるための容器は専用の物が市販されており、屋根付きのもの、自動で掃除してくれるもの、おまる型のものなど形状や大きさは様々です2

キャットフード:人の食事と同じものを与えていると栄養が偏ってしまい体調不良の原因にも繋がります2。猫用のドライフードやウェットフードを用意し、総合栄養食と書かれたものを選んでください2

食器類:水飲み用と餌皿が必要です2。ある程度の重さ・安定感があるものの方が食事中などに動きにくく食べやすいようです2

キャリーバッグ:猫を迎えに来る時はもちろん、病院に連れていったりする時にも必要になります2。掃除のしやすい物、扉がしっかりしていて壊れにくい物を選びましょう2

爪とぎ:段ボール製、木製、布製など色々な素材・形状のものがあります2。用意したからといって必ずしもそこだけで爪とぎをするわけではありませんが、爪とぎを設置してあげることである程度は家具や壁・床での爪とぎを防ぐことができます2

部屋の安全対策を徹底する

猫を迎える前に、部屋の安全対策を行うことが重要です2。好奇心旺盛な猫には、家の中にも多くの危険が存在します5

物の片付け:アクセサリーや裁縫道具、箸や薬など、仕舞われていない物は何でも猫のオモチャになってしまいます2。誤飲してしまったり猫のケガの原因になるものは事前に片づけておきましょう2。ビニール袋やリボンなども遊びで齧ってしまったり首に絡んでしまう事があり非常に危険です2

観葉植物の確認:ユリやスズラン、シクラメン、ポトスなど、花束に入っていたりお部屋に飾ってあったりする植物の中にも猫にとっては有害な物が意外と多いです2。葉っぱが揺れているのを気にして猫が食べてしまうと中毒を起こしてしまう事がありますので、部屋やベランダに植物を飾っている方は事前に猫が出入りしない場所に移動しておきましょう2

お風呂場の立入禁止:家庭内で事故が起こる事が多いのがお風呂場です2。浴槽に溜めてあった水に落ちて溺れてしまい、発見が遅れると死亡してしまう事もあります2

猫の基本的な習性を理解する

猫との暮らしを始める前に「猫とはどんな生き物なのか」を知っておくと、猫との暮らしはより豊かになり、トラブル防止にも役立ちます5

猫は肉食で強い狩猟本能を持つ生き物です5。その本能は野生の猫はもちろん、ペットとして飼われている猫にも強く残っており、自分で餌をとる必要がなくても追いかけたり捕まえたりして遊ぶことを好みます5

群れで過ごしてきた犬と違って単独で行動するマイペースな一面があり、縄張り意識も強くもっています5。また、非常に綺麗好きでこまめに毛繕いを行い、排泄物は砂に埋めるなどトイレには特に神経質です5。夜行性のため昼間はほとんど寝て過ごしていますが、深く眠っているのは3〜4時間程度で、ほとんどの時間はうとうとしながら狩りや危険に備えています5

経済的な負担を把握する

猫を飼うには継続的な経済的負担が発生します3。多くの人が驚くことのひとつが、ペットの医療費が高額であることです5。人とは違い公的な健康保険制度がないペットの治療費は、すべて自費治療です5。通院だけでなく、入院や手術となれば、何十万円ものお金がかかることもあります5

ワクチン接種・健康診断の費用として1万円~1万5,000円ほどがかかります5。いざというときに困らないよう、ペット保険に加入しておくと安心です5

基本的なしつけを理解する

猫を迎えたら、まず基本的なしつけを行いましょう1

トイレの場所を教える:猫の飼い方として、まずはトイレの場所を教えましょう1。初心者さんには難しいと思われがちですが、トイレのしつけは意外と簡単です1。そわそわしている、辺りの匂いを嗅ぐなどのサインが現れたらトイレスペースに連れて行ってください1。何度か繰り返すことで場所を覚えてくれます1

爪とぎの場所を覚えてもらう:猫をお迎えしたら、早めに爪とぎの位置を教えておきましょう1。所構わず爪とぎされる心配が減るので、初心者さんの猫の飼い方も楽になってきます1。猫は寝起きに爪を研ぐ習性があるので、寝床の近くに爪とぎをセットするのがおすすめです1

適切な環境作りを心がける

猫は高い場所を好み、上下にも移動します5。キャットタワーや家具、段ボール箱などを組み合わせて安全に遊べる高い場所を作りましょう5。また、猫は安全な場所から窓の外を眺めるのも大好きです5。疲れたときに隠れ、安心して過ごせる場所と同時に工夫してあげるとよいでしょう5

マイペースでベタベタした関係をあまり好まないからといって、放置していいわけではありません5。ペットとして暮らす猫にとって、飼い主さんは世界で唯一の遊び仲間であり家族です5。短時間でもよいので、毎日一緒に遊んでコミュニケーションを図りましょう5

健康管理の重要性を認識する

病気やケガなどの際、すぐに相談できるかかりつけの動物病院を作りましょう5。いつも同じ獣医さんに見てもらえば、ちょっとした変化に気付いてもらえる可能性が増えます5。また、しつけや食事、体質についてなど、日常のちょっとした相談をすれば、愛猫との暮らしをサポートしてもらえるでしょう5

ワクチンは病気予防のためにも大切です5。獣医師に相談しながら、必要なワクチンを必要な時期に打つようにしましょう5

トイレ掃除は猫の飼い方の中でも最重要です1。猫は綺麗好きなので、汚れているトイレだと排泄をしなくなるなんてことも起こります1。最低でも、1日に1回はトイレ掃除をしてあげましょう1

室内飼いの徹底

現代では猫の室内飼いが推奨されています3。外には交通事故や病気感染、迷子などのリスクが多く存在するためです。室内飼いを前提として環境を整え、猫が快適に過ごせる空間を作ることが重要です。

窓や網戸のチェックも欠かせません2。成猫になると人間が思っている以上に力が強く、窓を自力で開けてしまったり網戸を突き破って脱走してしまったりする事があります2。可能であれば窓や網戸にはロックを掛けるようにしてあげてください2

猫を飼うということは、その子の一生に責任を持つということです。準備することはいろいろありますが、一番大切なのは「何があっても最後まで一緒に暮らす」という覚悟です5。これらのポイントをしっかりと理解し、準備を整えてから猫を迎えることで、お互いにとって幸せな生活を送ることができるでしょう。

引用:

  1. https://petpro.jp/post-4465/
  2. https://www.lifeboat.or.jp/contents/cat-1st/junbi.htm
  3. https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=11667
  4. https://mag.npf.co.jp/cat/1006/
  5. https://www.petfamilyins.co.jp/pns/article/pfs202308g/
  6. https://www.koneko-breeder.com/magazine/11647
  7. https://www.petio.com/useful/cat-kaikata/
  8. https://cat.benesse.ne.jp/withcat/content/?id=66448
  9. https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/379.html
  10. https://nanairo-ryohin.com/blog/3876/
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